日本薬学会第133年会組織委員長を務めます、東京大学大学院薬学系研究科の松木則夫です。第133年会は2013年3月27日(水)より30日(土)までパシフィコ横浜で開催されます。
東京大学が年会をお世話するのは17年振りのこととなります。大会のテーマは、「薬科学の底力」“Amazing Potential of Pharmaceutical Sciences: From Basics to Clinics.”で、薬学のサイエンスを中心とした進歩や未来を熱く語り合える年会を目指しています。六年制薬学教育が導入されてから、臨床薬学分野の研究者や学生が多く薬学会活動に参加してきています。それは喜ばしいことですが、まだまだ科学的な基盤が不十分と思われます。もともと、基礎薬学分野のサイエンスは世界をリードするレベルにあり、本年会では、薬学のあらゆる分野で活躍する人たちがサイエンスの重要性を再認識し、すべての薬学分野におけるサイエンスのレベルを世界的にすることが大きな目標です。そのための新しい試みも取り入れようとしていますので、乞うご期待です。
全体としては薬学サイエンスの底力を感じる大会にしたいと思います。横浜は交通の便がよい所ですので、多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げています。 |