組織委員会から

健康長寿を実現する「創」「療」融合薬学の新展開
〜日本薬学会第131年会ご案内〜

日本薬学会年会は「薬学」「くすり」を共通認識として、薬科大学・薬学部の教員、大学院学生、学部学生、製薬および関連企業関係者、病院および薬局薬剤師や、関連官公庁、研究所等の関係者などが一堂に会し、情報交換を通して本分野の学術の発展に貢献してきました。日本薬学会第131年会は、2011年3月28日(月)〜31日(木)の4日間、富士山を仰ぐ静岡市で開催されます。本年会のメインテーマは『健康長寿を実現する「創」「療」融合薬学の新展開』です。「健康長寿」は国民の願いであります。日本は超高齢化社会となりましたが、生活習慣病や寝たきりの方も多くいるのが現実です。「健康を保持して長寿でありたい」との願いを実現するためには、創薬科学・医療薬学など薬学の全分野が協調して薬をうまく使いながら生活の質を保つ必要があると考えます。そこで会員相互の努力と協力によって、将来に向けた国民およびすべての人類の健康維持・増進のための新しい薬学研究の基盤形成に、本年会が寄与することを願っています。

第131年会の会場についてご案内申し上げます。3月28日には総会と授賞式が静岡県立大学大講堂で開催されます。JR静岡駅より2駅東京寄りの草薙からバスで5分、徒歩15分に位置する煉瓦造りの洒落た学舎は、日本平に続くなだらかな丘陵にあります。大学の位置する丘陵地帯には静岡県立美術館、県立中央図書館、県埋蔵文化財調査研究所があり、文化の丘として県民、市民に親しまれています。是非この機会にお越しいただければ幸いです。

学術会場は2か所を予定しております。静岡コンベンションアーツセンター「グランシップ」は、JR静岡駅より1駅東京寄りの東静岡にあります。グランシップでは特別講演、受賞講演、シンポジウム、一般口頭発表、ランチオンセミナーなどが行われます。また静岡ツインメッセツインメッセはJR静岡駅より南に位置しており、シンポジウム、一般口頭発表、ランチオンセミナーに加え、ポスター発表、科学機器展示会およびワークショップなどが催されます。JR静岡駅とグランシップ、ツインメッセの移動にはシャトルバスを用意します。特別講演のうち10件程度は海外の研究者を招聘し、最新の情報に直接触れる機会を提供するとともに、その多くは関連分野のシンポジウムの基調講演と位置付けて、英語によるシンポジウムセッションを開催します。シンポジウムは、理事会企画シンポジウム、一般シンポジウム、学生シンポジウム、スポンサードシンポジウムなど約50件が予定されています。一般学術発表には十分なスペースが確保されており、ポスター発表と口頭発表を予定しています。

特別講演として、学術講演のほか、薬学博士で作家の瀬名秀明先生による「薬学からひろがる私たちの未来」(29日)と、作家飯沼信子先生による「日本薬学の祖長井長義と坂本龍馬たち」(31日)が予定されています。また岡山の年会から始まった高校生シンポジウムも31日に開催します。年会前日の3月27日(日)には「健康な高齢化社会の実現に向けて」と題した市民講演会が開催されます。

日本薬学会会員の皆様には、ご専門とする分野の学会や研究会とは別に、「薬学」というアイデンティティーの基に、薬学に関わる全ての分野の関係者が一堂に集う日本薬学会年会を貴重な研究発表・情報交換の機会として活用して頂きたく、是非ともご参加くださりますようお願い申し上げます。

日本薬学会第131年会(静岡)組織委員長
奥 直人

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日本薬学会 第131年会(静岡) 2010年3月29日(火)・30(水)・31日(木) 静岡県立大学 公益社団法人 日本薬学会 公益社団法人 日本薬学会 FAQ