組織委員会から
組織委員長挨拶
〜日本薬学会第131年会の開催にあたって〜

組織委員長 奥 直人
(静岡県立大学薬学部)

日本薬学会第131年会が、2011年3月28日(月)〜 31日(木)に静岡市で開催される運びとなりました。講演、シンポジウム、一般発表等はこれまで通り3日間(29日〜 31日)ですが、本年会より総会・授賞式(28日)を年会の会期に組み込ませて頂きました。霊峰富士を仰ぐ駿府静岡での年会開催は数十年ぶりとのことです。組織委員一同で、実り多い年会となりますように鋭意準備を進めています。総会・授賞式は静岡県立大学で行います。煉瓦作りの洒落た学舎、周辺には静岡県立美術館や図書館が点在し、大学の位置するなだらかな丘陵は日本平へと繋がっています。大学はJRで静岡から2駅東京寄りの草薙にあります。29日から始まる特別講演、受賞講演、シンポジウム、一般口頭発表、ポスター発表、ランチョンセミナー等は、JRで1駅の東静岡にある静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」および静岡市の南側に位置するツインメッセ静岡の2会場で行います。ツインメッセ静岡では機器展示も用意されています。会場へは静岡駅と両会場を結ぶシャトルバスをご利用ください。

日本薬学会第131年会のメインテーマは、“健康長寿を実現する「創」「療」融合薬学の新展開”です。「健康長寿」は万民の願いであります。日本は超高齢化社会となりましたが、生活習慣病や寝たきりの方も多くいるのが現実です。ご高齢になると多くの人々が色々な病気を抱えるようになってきます。「生活の質を保持して長寿でありたい」との願いを実現するためには、薬が重要な要素となります。また「創」「療」融合薬学という言葉には、薬学教育改革以来とかく対比されがちな創薬と医療を統合した「薬学」のアイデンティティーを再確認したいという意図を込めさせて頂きました。
  特別講演、シンポジウムなどを通じ、関連分野の最新情報に触れるとともに学会員の皆様には、研究成果発表と活発な討論・情報交換を展開して頂き、我が国の薬学研究の発展に資する年会となることを期待しております。また海外の著名な研究者による特別講演(10件程度を予定)を、関連する分野のシンポジウムとクロスさせつつ、一部をEnglish sessionとさせて頂き、例年200名を超える海外研究者や留学生が参加する日本薬学会年会のグローバル化にも貢献していきたいと考えています。
  なお、学会前日の3月27日(日)には、静岡駅前の静岡商工会議所会館に於いて一般市民を対象に、健康と福祉に寄与する薬学への理解を深める市民講演会を開催致します。

地方都市静岡で一万人規模の薬学会年会を行うにあたりましては、ご参加の皆様には多少のご不便をお掛けするかもしれません。ご理解とご容赦のほどお願い申し上げます。温暖な気候と美味しい食材が皆様を歓迎いたします。日本薬学会第131年会へ、奮ってご参加いただき、情報収集と討議等により皆様のご研究のますますのご発展に寄与できれば幸いと存じます。

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日本薬学会 第131年会(静岡) 2010年3月29日(火)・30(水)・31日(木) 静岡県立大学 公益社団法人 日本薬学会 公益社団法人 日本薬学会 FAQ